府中第九中学校で演奏しました♪

2024年3月9日(土)、府中第九中学校へ訪問演奏に行きました。

土曜日の「音楽鑑賞教室」として開催された本企画は、授業の時間枠で行われるため朝9時からの声出しでした。

2時間目として行われたのは、相澤先生による『友～旅立ちの時～（作詞・作曲 北川悠仁 / 編曲 相澤直人）』のレッスン。

3年生が卒業式で歌う曲だということで、3年生とあい混団員とでレッスンを受けました。

生徒さんもあい混団員も混ざって並び、編曲者本人である相澤先生の指揮で歌います。

暗譜してレッスンに臨んでいた生徒さん。

編曲時のエピソードなど、先生の話を真剣に聞く横顔。

レッスン中には、あい混団員だけでさまざまな歌い方の例を示す場面も。

「楽譜に書かれている強弱や速度、音の長さにどんな意図があるのか考えるのは面白い」という話では、何人もの生徒さんたちが楽譜にメモを取っていました。

2時間目は、いつものあい混レッスンのように笑いのある楽しい雰囲気で、あっという間の時間でした。

続いて3時間目として行われたのは、あい混によるコンサート。

コンサートでは、以下のプログラムで演奏しました。

■となりのトトロ（作詞：宮崎駿　作曲：久石譲 　編曲：信長貴富） 

■虹（作詞作曲：森山直太朗・御徒町凧　編曲：信長貴富）

■混声合唱組曲「IN TERRA PAX」地に平和を（作詞：鶴見正夫　作曲：荻久保和明）

■くちびるに歌を（作詩：C.フライシュレン　訳詩・作曲：信長貴富）

■アンコール：群青（作詞：福島県南相馬市立小中学校平成24年度卒業生（構成・小田美樹）　作曲：小田美樹　編曲：信長貴富）

演奏中、しっかりと私たちを見つめる生徒さんたち。

今回の本番は授業として行われたので、全員が全員、合唱や音楽に特別な興味を抱いているわけではないでしょう。

それでも多くの生徒さんたちがまっすぐな眼差しで真剣に聞いてくれる姿には、私たちの心も動かされました。

アンコールの群青では、体育館のあちこちからすすり泣く声も。

そんな姿を受け、私たちの演奏もぐっと立体的になった瞬間がありました。

1音1音と進んでいくなかで、歌い手と聞き手とで影響を与え合う美しい空間でした。

中学生という若い世代に、とても近い距離で直接演奏を届けられたことは私たちにとっても貴重な経験です。

学校として受け入れていただいたこと、生徒さんたちに向けて演奏できたことに感謝します。